猫泣

2007年5月 5日 (土)

入り口の前の根性の悪そうな野良猫

294名前: おさかなくわえた名無しさん投稿日: 02/02/27 03:06 ID:lUKVqpQf
うちの母が勤めていた運送会社のドライバーのBさんは、つき合いが悪く無口で影が
ある、三十代半ばの独身男。
そんなBさんが、珍しく出てきた飲み会で、ポツリポツリとうちの母に語ったという
話。
ある夜、一人アパートに帰ると、入り口の前で根性の悪そうな野良猫がBさんの前に
立ちふさがり、「フ~ッ!」と威嚇した。
元々ヤンキー上がりのBさん、内心「なんじゃ、ワレェ! 猫のくせにメンチ切りや
がって!」と思いつつにらみ返すが、その猫も根性があって引かない。
しかし所詮は猫、Bさんに追い散らされて逃げていった。
それから毎日、猫とBさんの戦いが始まった。
猫嫌いだったBさんだったが、毎晩仕事仲間の誘いも断って帰る孤独な身。やがて、
毎晩アパートの玄関先で出迎えて(?)くれる野良猫に、親近感を抱くようになって
いった。
ところが、出会って二週間目の事。いつものように「フ~ッ!」と威嚇してくる猫の
の様子が変だった。憎らしい表情でうなっているのは同じだが、地面にうずくまった
まま、腰を上げていないのだ。よく見ると、下半身が血まみれだった。
どうやら、車にでも跳ねられたらしい。それでも、自分の縄張りと決めたアパートの
玄関先を守ろうと、Bさんを威嚇する猫。
「まったく、憎らしい奴だな。こんな怪我した時くらい、甘えりゃいいのに」
放っておいてもよかった。自分は猫好きでもなんでもない。猫一匹死んだところで、
俺には何も関係ない……
そう思って猫をまたいで家に入ったBさんだったが、部屋に入るとタウンページで獣
医の電話番号を調べ、片っ端から電話をかけた。しかし時刻は夜の十一時、どこも留
守電。やっと、人が出たと思ってもけんもほろろ。Bさんは電話に出た獣医を片っ端
から怒鳴りつけ、一軒の病院に傷ついた猫を連れて行った。
診断は、下半身の骨と内臓がグシャグシャで、助かる見込みはないという事だった。
「どうします? 薬で楽にしてあげた方がいいけど、その場合料金はいただきます。
放っておいてもたぶん明け方までには死にますし、そうしたらこちらで処分します
けど。まあ、どうせあんた、飼い主じゃないんでしょ?」
先程まではBさんに牙を剥いていた猫だったが、病院に着いてからは見るからに苦し
そうだった。毎晩毛を逆立て、憎々しげにうなっていた面影は全くない。
悩んだ挙げ句、Bさんは決断した。
「くそっ、払うよ。いくらだ?」
三万だか五万だかを請求されたらしいが、Bさんは払った。内心では「なんで俺が、
こんな憎ったらしいノラ猫のために」と思いながらも、あと何時間も苦しみながら
死んでいくしかない猫が、不憫でならなかった。
(憎たらしい奴だったが、もしかしたらあと何日かすれば仲良くなれたかもしれない
なぁ……。悪い、助けてやれなかったよ。俺にできるのは、こんな事くらいだ。安ら
かに眠ってくれ……)
Bさんは、いつの間にか涙を流していた。父親が死んだ時も、泣かなかったというの
に。それほど、毎夜の猫との戦いは、Bさんにとって欠かせない一時になっていた。
医者が薬殺の準備をしている間、Bさんは苦しそうに呻く猫の頭をそっと撫でてやっ
た。その手をペロペロ舐めながら、猫はか細い声で「ニャァ」と鳴いた。
「なんだよ。お前、ちゃんと可愛く鳴けるんじゃないか……」
いつも「フ~ッ!」とか「ギニャ~!」などと敵意剥き出しの鳴き声しか出さなかっ
たその猫が、初めて自分に心を開いたと思うと、Bさんはますます泣けてきたとい
う。やがて医師に注射をされ、誇り高い猫は静かに息を引き取った。

「Eさん(私の母)って、猫好きでしたよね。どうしても、この話聞いてもらいたく
て。俺、馬鹿なことしたんですかね?」
荒くれ男揃いの社員の中でも特に変わり者(嫌われ者)だったBさんに、母はこう
言ったそうです。
「うん、あんた馬鹿よ。安月給のくせに、そんなお金出すなんて。でも、最期にそん
な馬鹿な男に出会えたその猫は、幸せだったかもね。これからは、もっと動物にも人
にも優しい気持ちを持ちなさい。憎らしい野良猫を見捨てられなかった気持ちを忘れ
なければ、人ともうまくやっていけるわよ」
その後、Bさんはうまくいっていなかった同僚たちともうち解け、やがて猫好きの嫁
さんをもらって猫と暮らしているそうです。

145の「人形ケース猫」も実話です。あれも母から聞いた話の一つ。

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2007年4月27日 (金)

弟が連れてきた彼女の記憶

478名前: おさかなくわえた名無しさん投稿日: 02/02/28 02:51 ID:cXazDlGx
4年ほど前毎日道ばたで出逢う人なつっこいノラが居た。
ある日家に帰るとそのノラが玄関の中でお出迎えしてた。
足に怪我をしていたから弟が連れて帰ってきたらしい。
あんまり人なつっこいんで、きっとどこかで飼われていた
んだろう、と「迷い猫」の張り紙なんかもしたんだけど誰も
名乗りを上げなかったので、そのままうちの猫になった。
怪我の治療と予防接種の為に連れていった獣医さんで、
多分1歳半くらいだろうと判明し、うちの先住者だった同い
年の猫とほのぼのと暮らし始めた。
2年ほど一緒に住んだところで私は家を出、1年に2,3回
しか会わなくなってしまったけれど、先住者よりも人なつっ
こいこの子は帰郷するたびに「おかえりおかえり」と歓迎
してくれた。
ある日足の付け根にしこりがあるのを見つけた弟が病院へ
連れて行くと「繊維肉腫」だと診断され、患部の摘出手術
を受けた。2度再発した時に後ろ足を片方切断する事にな
った。それでも元気だった。
去年の終わり、具合が悪くなった彼女を病院へ連れて行
った。
心臓の周りに出来た腫瘍が肺を圧迫していた。薬で治す
事も出来ないではないが、必ず再発して同じ事になると
言われた。
ここで延命の為の治療をするか、薬による安楽死を選ぶ
か弟は選択を迫られた。
もう苦しむ彼女の姿は見たくない、弟は安楽死を選んだ。
施術中彼女の頭を撫で続けた。

彼女の遺体を受けとって家へ帰り、部屋に入ると弟は静
かに泣いていたそうだ。何時間も。

今彼女はペットの共同墓地で静かに眠っている。先住者
の猫は前よりも甘えん坊になった。

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2007年4月25日 (水)

馬鹿だな

749 名前: わんにゃん@名無しさん [sage] 投稿日: 2007/04/23(月) 21:40:50 ID:+d4d6ZQr
お前の骨の前で今、とてもおいしい大トロの刺身を
食べながら一杯やっています

馬鹿だなぁ後5日待てばこんなにおいしい刺身を食べれたのに
あっけなく逝ってしまうなんて

本当、馬鹿だよな

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2007年4月22日 (日)

あいさつ

「猫に体当たりされると嬉しい」より。
http://ex22.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1177173128/l50

108名前: 名無し募集中。。。投稿日: 2007/04/22(日) 14:24:15.75 0
うちの猫が病気になってもう医者に時間の問題と言われ家に帰ってきてたとき
今まで俺の部屋に入りたがらなかったのに俺の枕元で一晩寝ていった
珍しいなと思ったけど家族みんなにお別れして逝ったんだよね

109名前: 名無し募集中。。。投稿日: 2007/04/22(日) 14:26:11.81 0
>>108
ネコはそういうことするよな・・・
なんかいろいろ昔のこと思い出してしまった

110名前: ちょうし 投稿日: 2007/04/22(日) 14:26:35.02 0
・゚・(ノД`)・゚・。


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2007年4月 7日 (土)

隣猫のおしゃま

ね こ の い る せ い か つ 41日目にゃ~] より。

59 名前: ななしのいるせいかつ [sage] 投稿日: 2007/04/06(金) 15:12:28

ある日、家のベランダに見知らぬぬこがいた。
どうやら捨てられてこの近辺に出没しだしたらしい。
でもすぐに新しい飼い主が出来た、お隣さんだった。
出入り自由だったようで我が家の庭先やベランダにもよく来た。
色んな事に興味津々な様子が微笑ましくて、
密かに「おしゃま(仮名)」と命名して呼んでいた。

利口な子で自分に複数名前があることも理解していたし、
庭に面した窓から廊下までなら我が家にも入ってイイことを分かっていた。
ねこじゃらしに興奮して、思わずぬんげんの手にぬこぱんちをしてしまった時も
「イタッ!」っと大げさに言うと
(,,゚Д゚)シマッタ…って顔をして、二度とやることはなかった。

そんなおしゃまと出会ってもう15年は経っただろうか…
最近見かけないけどもう年だしなんてカーチャンと話したばかりなんだ。
先月末、眠るように虹の橋へ旅立ったそうだ。
本当の飼い主さんに看取られておしゃまも幸せだっただろう。
自分のぬこ好きは確実におしゃまのおかげだ。
毛皮を着替えたら、今度は我が家に来てくれないだろうか…
昨日聞いたばかりで、目から汁が止まらないんだ(´;ω;`)

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